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MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション [アーキテクトぽい]

2016年11月12日(土)
※2016.11.13 「ぐるなび」サイトのURLを表示するよう改善

きょうの横浜は、[晴れ]晴れて、日中は暑かったです。

【ご注意】難しい ITの話題が長く続きますので、興味ない方は、ポチっと押し逃げでお願いします。

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[飲み会調整botのパーソナライゼーション]
前回のブログ記事で、飲み会調整bot 改二について書きました。
   ↓
2016.11.05 Microsot Bot Framework 3.0で 飲み会調整botデモサイト改二 再始動

もう忘れたかと思いますが、見た目に、 5段階の会話プロセスでイベントの調整の会話が成り立っているように見えます。

MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション

復習のために、女子会の調整の会話プロセスをやってみますね。
MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション

でも、「横浜」とか、「19:00~21:00」とか、「5,000円」とか、決め打ちのように見える箇所が、3か所あります。
実は、「横浜」とか、「19:00~21:00」とか、「5,000円」とかの値は、決め打ち(ハードコード)されたものではなく、元々は 8段階の会話プロセスで成り立っていたものを、「パーソナルエクスペリエンス」という機能が自動応答し、会話プロセスを動的に変更して、会話をスキップしていたものなのです。

MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション

「パーソナルエクスペリエンス」は、そのユーザが、「いつも繰り返し同じ応答」をすることで、「いつもの値」として学習し、次回は、その値を聞かないように、動的に会話プロセスを変更するためのしかけです。
たとえば、Webショッピングサイト(Amazonなど)で、毎回、住所、氏名、クレジットカード番号などを聞かれずに、カートに商品を入れるだけでワンクリックで購入できますが、あれと似たようなものです。
チャットBotの場合は、「その人のやり方=俺流」があると思うのですが、それを実現するしかけが、「パーソナルエクスペリエンス」です。

「今回は、いつもの横浜ではなく、代官山でやりたいわ。」という場合は、会話の最後のイベント詳細確認で、「いいえ」と答えると、学習した値を忘れさせることができます。
では、開催場所を忘れさせましょう。
MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション
はい、これで、開催場所=横浜、という、「いつもの値」の学習を忘れました。

試しに、いつものように、女子会の調整を始めると、こんどは、「パーソナルエクスペリエンス」が介入しませんので、場所を聞いてくるようになります。
MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション

開催地を、「代官山」と応答すると、開催地と、お店のリストが代官山の内容に変わります。
※ちなみに、お店のデータは「ぐるなび」から取得しています
MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション
会話プロセスが、5段階から 6段階になり、開催場所を代官山に変更できました。
で、こんどは、「代官山」を、よく使うと、開催地=代官山と学習し、聞いてこなくなります。

例えば、誕生会を調整しようとすると、開催場所=代官山と学習していれば、「パーソナルエクスペリエンス」が介入して、開催場所=代官山を自動応答し、聞いてこなくなります。
MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション

時刻や、会費についても、同様のことができます。
何度か繰り返し、オレは、いつも、こうやってるんだよね」という値を、「いつもの値」として適宜学習し、会話で聞いてこなくなります。
開始時刻や会費も「オレ流」に学習させて、自動応答させた例が、以下です。
MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション

以上、長くなりましたが、雑談チャットBotのようなナレッジベースのステートレスなAI(人工知能)と違って、ステートフルな会話プロセスで構成される業務=タスクのようなものは、できるだけ、各々のユーザの「いつものやり方を学習して、個別に、ルーティン・プロセスを短くする」ことが大事なんです。
ルーティン・プロセスは、少しでも簡素にしたいものです。

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※2016.11.13 「ぐるなび」サイトのURLを表示するよう改善
イベント詳細の表示の際に、お店の元データになっている「ぐるなび」サイトへのURLを表示するよう改善しました。
URLをクリックすると、Webブラウザ上に、お店の「ぐるなび」サイトが表示されます。
MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション
こういう、地道な使い勝手の改善は、プロトを作らないと分からないんだよねー
机の上で、アタマで考えてるだけじゃ、ダメでしょ。
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Windows系PCの方、Android系スマホの方は、以下の URLでデモを動かすことができます。
   ↓
2016.11.18 MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのリスト並べ替えパーソナライズ
※Apple系(OS X、iOS)の Safariなどは、Microsoftのバグのため、正しく動作しません。
とりあえず、上記のWebチャット画面を表示して、「hi」と打ち込んでください。
あとは、分かります。

※Web Chatコネクターを使っていますので、HTTPSセッションごとにパーソナルエクスペリエンスをデフォルト学習状態にしています。
※Skype、Lync、Facebook Messenger等では、ユーザごとにパーソナルエクスペリエンスを永続化できます。

このURLのドメインは、LINEチャットBot用に取得したものですが、期間限定で、MS Bot Framework 用に使っています。
自分が管理している VPSサーバなので、インバウンドは、SSL/TLS接続のみです。

[MS チャットBot 実証実験 関連ブログ]
2016.10.30 Microsot Bot Framework 3.0で 飲み会調整botデモサイト改二
2016.11.04 Microsot Bot Framework 3.0で ニュースbotデモサイト改二
2016.11.05 Microsot Bot Framework 3.0で 飲み会調整botデモサイト改二 再始動
2016.11.12 MS Bot Framework 3.0で 飲み会調整botのパーソナライゼーション [かわいい]


ヴェーダが、こう判断している。

オリジナルの太陽炉=GNドライブを持たざる者は、イノベイターにはなれない。
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